ケーススタディ2

一つのベースプラスいくつかのゲヤ

6mのベースを置いて、3×4mのゲヤを離し、振ることで、コンパクトな家から奥行きの深い構成を実現しています。ベースの北面に庭を取り、南のデッキから北に抜ける風の道をつくりました。南面はデッキを介して離れへと繋がり、雨は、上部のパーゴラで防いでいます。広間に薪ストーヴを置きました。その裏側に隠れ家スペースを用意しました。

「凸る」と「振る」を併用した効果

「凸る」ことにより北庭と南庭(光庭)という、二つの性格が異なる庭が実現されました。また「振る」ことにより、離れ和室の独立性が高まり、繋ぎにパーゴラを配することで、デッキ上に半戸外的な、もう一つのリビングを実現しています。

ここに生まれる外部空間の種類

北庭(順光の庭)/玄関ポーチの庭であり、ベースの風の森になっています。
南庭(光庭)/デッキと一体となって繋がる庭。草花をそだてる庭。
メインデッキ/ベースと離れを繋ぎ、主庭にひらくデッキ。
パーゴラ/デッキ上に半戸外的な外部空間をつくる。
物干デッキ/洗面から直接出入りできる勝手口兼用デッキ。

採用されたパタン

凸る
振る

採用されたベース
● 6m×6m

採用されたゲヤ
● 2m×4m (水廻り)
● 2m×2.5m (玄関)
● 2m×2.5m (隠れ家)
● 3m×4m (離れ)
● 1m×5m (キッチン・トイレ)

追加した補助部品
● パーゴラ
● 吊りデッキ
● 屋外デッキ