ケーススタディ1

一つのベースプラスいくつかのゲヤ

このプランは、6mのベース一つと、4つのゲヤで構成されています。凸っている状態がよく分かる、典型的な現代町家プランです。 6mベースは、リビング・ダイニング・キッチン・階段を一体的に包む〈ひろま空間〉として機能しています。 階段に沿って本棚や収納スペースが設けられていて、ストーヴやキッチン横のテーブルなど、多様な居場所がつくられています。キッチンはカセット・キッチンが用意されていて、ベースから突き出すことにより、ベース空間を広げ、設備・配管を容易にしています。

凸る効果

凸(デコ)ることにより、ベースもゲヤも、必ず外部の庭に繋がる構成となっています。ベースからは、メインデッキと主庭、そして玄関横のシンボルツリーが、玄関・書斎ゲヤからは光庭が、隠れ和室からはメインデッキが、浴室からは物干しデッキが見えます。

ここに生まれる外部空間の種類

前庭/アプローチをつくる庭
光庭/草花を育てる「一坪里山」
主庭/樹木と野菜を育てる広い庭
メインデッキ/もう一つのリビング
(このデッキにはベンチもある)
物干デッキ/ベースと浴室に繋がる。

採用されたパタン

凸る

採用されたベース
● 6m×6m

採用されたゲヤ
● 2m×5m (水廻りゲヤ)
● 2m×2m (玄関)
● 2m×2m (書斎)
● 3m×3m (たたみの部屋)

追加した補助部品
● カセットキッチン
● 吊りデッキ
● 屋外デッキ